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エロゲレビュー 処女はお姉さまに恋してる

1月28日にキャラメルボックスから発売され、アキバで争奪戦が繰り広げられるなど、話題沸騰今が旬なエロゲ「処女(おとめ)はお姉さま(ボク)に恋してる」の通常版が今月18日にようやく発売されたので早速買ってまいりました。(勿論予約して。)
評判もなかなか良く、またOHPからDL出来る体験版も結構なボリューム(終了までに一時間くらいかかる)で少しワクワクしながら発売日を、初プレイを迎えたわけですが。
これは思ったよりも面白いぞ、PCに一日中張り付いてコンプしてきたので早速レビューしますね。

以下レビュー
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【ストーリー】
梅雨の合間、少し控えめな日差しが桜並木を縫って湿った石畳を優しく照らしている。昨夜の雨に濡れた桜の青葉が雫をきらきらと光らせながら、鮮やかな緑色を透かして揺れている。校舎までの短い桜並木に、少女達の黄色い笑い声と軽い靴音が弾むように響いている。その光景は、とても清純で美しく、清々しい。
ボク
でも…どうして 男 が通わなきゃいけないのっ?!
鏑木財閥の御曹司で、文武両道・天稟の才があるけどちょっと気の弱い男の子。そんな瑞穂のもとへ、ある日顧問弁護士が訪れる。
 『先だって亡くなられたお祖父様の遺言です』
そう言って渡されたのは、なんと女学院の入学案内。幼なじみ・まりやの趣味で女装を強要させられたあげく、無理矢理転入させられた女学院では、なんの間違いか全校生徒の憧れの的『エルダー・シスター』に選出されてしまう。
突然嵐のように降って湧いた、お嬢さま学院での大騒動!!瑞穂は一体どうなってしまうのか…?!
(OHPより抜粋)

【感想】
システムはこれといって不都合を感じなかった。バックログが見易いのは非常に助かります。
既読スキップと全部スキップ(未読含む)も2週目、3週目以降に使いやすくてよかったですね。
個人的にはセーブがちょっと足りなかったが、普通にプレイする分には十分足りるかな。
キャラはどのキャラも可愛らしくって良く出来ているなーと思いました。プレイしててむかつく人物も出てきませんでしたし、みんな一生懸命に動いていたのでどのエンディングを迎えても爽やかなものでした。
ただ、ところどころアレ?アレ?って思ってしまうところ(特に瑞穂の心の動き)があり、その辺りをもう少し練りこんでくれると良かったかなぁとも思いもしましたが、気になるほどでもないですね。瑞穂には序盤に何度も笑わせてもらいましたしw一子ちゃんが良いキャラしてました。

テキストは読んでいてついついにやけてしまう程良い出来です。やっぱり丁寧な言葉遣いを聞いていると和みますねwマリ見てのような違和感も感じませんでしたし、お嬢様学校の自然な会話になっていて安心してプレイ出来ました。作中何度か出てくる解説ポップアップ(?)はなかなかためになり、思わず「へぇ」と言ってしまいます。良いスパイスですね。

シナリオは少し共通シナリオが多かったかな。2週目以降は結構スキップを多用してしまいましたが、それでも学園祭の話以降は共通パートでも読むのが苦痛ではなかったのであまりスキップは使いませんでした。折角各キャラが滑らかに動いていて、又、共通部分も面白かったのだから、もっと個別ルートのボリュームを増やして欲しかったですね。全体的に良く出来ているとは思いますが。卒業してから数年後が描かれていたのは素直に嬉しかった。
あ、それとおまけシナリオがなかなか秀逸。特にエピソード4のはっちゃけぶりはたまりません。こういう細かい、しかもどうでもいいところもちゃんと作ってくれるメーカーは良いですね。

サウンドは可も無く不可も無くと言ったところでしょうか。ぐっと引き付けられる曲もあまりありませんでしたし。OPと紫苑さんのテーマ、あとワルツは良い出来ですね。

絵に関しては・・・。ちょっとへちょい・・・。Hシーンで表情がエロくなかったり、それ構図おかしくないっすかとか。。まぁ、でも個人の好みが出ますし、抜きゲーでもありませんし、仕方がないかな。。やっぱり絵は残念な出来だなぁ。ただその分シナリオ・テキストでカバーしているのでHシーン見なければ平気です(マテ

全体としては、かなり満足の行く出来になっていると思います。途中で飽きて投げ出してしまうことは先ず無いでしょう。長さも一人分のシナリオしっかりこなして6~8時間くらいであまり負担にもなりません。まったりやるにはうってつけの一品だと思います。

10点中7点くらいですかね。


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